GarageBandでピアノの音を打ち込む方法!! 〜伴奏音源問題⑦〜
お久しぶりのGarageBand関連記事です!だいぶサボっておりすみません😅
前回のGarageBand記事では、カウントを入れる方法というのをご紹介しました。
1音ずつ打ち込みを行う場合は、果てしなく感じますがこのカウントを入れる作業の延長でしかないので、
地道に進めていくしかありません。
私もDTMをはじめた当初はこの方法で行っていたため、1曲を完成させるまでにものすごい時間がかかりました。
今では楽譜アプリで楽譜を制作→MIDI音源として抽出→GarageBandで読み込み→楽器の種類をコピペで増やしたり音を削ったり増やしたりの微調整、自動ドラムの入力→完成!という方法をとっており、
1曲(4分前後)あたり、気合を入れれば最短2〜3時間で完成させられるようになりました✊(クオリティは高くないです)
ですがそれも、地道な1音単位の打ち込みに慣れてきたからこそできるようになったこと。
これまでの記事と少々被る内容もありますが、ピアノで簡単な伴奏を打ち込んでみましょう!
GarageBandに関する過去記事
GarageBandってなあに?という方や、操作方法を忘れてしまった!という方は、先に過去記事をご一読ください☀️
これらの記事では主に多重録音をする際の説明をしていますが、
打ち込み作業でも録音作業でも、テンポや小節数等の初期設定方法は同じです!
音の打ち込み方法 その①録音→修正
GarageBand上の録音ボタンを押し、画面に表示される鍵盤を用いて録音を行い、それを修正していく方法です。
この方法は、画面上のピアノでとりあえずコード(和音)だけでも打ち込んでおきたい方、
まだ音を手動で入力する方法や、GarageBand上の音の見方がよくわかっていない方などにオススメです。
これまでは多重録音を行っていたので「AUDIO RECORDER」の「ボイス」を選択していましたが、
今日はピアノの打ち込みを行うので、「ボイス」ではなく「KEYBOARD」から「Smart Piano」を選択しましょう!
下記のいずれかのような画面に切り替わると思います。
Smart Pianoモード・画面の説明
打ち込みを始める前に、画面の説明を先にさせてください。
本物の鍵盤が表示されるモード(写真左)と、
「コードストリップ」と呼ばれる、いくつもの長方形が縦に並んでいる画面(写真右)の2種類が選択可能です。
これらのモードは、画面の右の方にある四角いマーク(画面の赤丸部分)をタップすることで切り替えられます。
キーボード(鍵盤)モードは見た目の通り、本物のピアノと同じように使用できます。
鍵盤をタップすることで音がなります。
画面の真ん中、鍵盤の上の方に「Glissando」と筆記体で表示されていれば、鍵盤を撫でることでグリッサンドをすることができます。
「Glissando」を一回タップすることで「Scroll」へと切り替わり、これによって鍵盤のオクターブを変えることができます。
画面左側の<>マークでもオクターブの切り替えは可能です。
鍵盤のオクターブは、「ド」の鍵盤に「C1」「C2」「C3」・・・「C7」などと書いてあるところを参照してください。
GarageBandでは「おへそのド(=ト音記号で下に加線を1本したところのド)」は「C3」という表記にあたります。
(これが、多くの楽典関連書籍やお持ちの鍵盤によっては「C4」と表記されていることが多いため、混乱を招く要因の1つでもあります・・・😓)
コードストリップモードは、四角いマス目の1つをタップすると、
表示されているコードの構成音が自動でジャーン!と鳴るので、構成音がわからない方にオススメです!
タップするマス目の位置によって、音の鳴る順番が変わります。
例えばCのコードの構成音はドミソですが、それがミソドになったりソドミになったりするのです。
耳で聴きながらお好きな和音を選択するのが良いと思います。
下3つのグレーになっているマス目は、ベースの音だけがなります。
Cのコードなら、ド、ソ、ドのいずれかが鳴るという仕組みです。
両方のモードに共通して使用できるのがアルペジエータという機能です。
モードを切り替えるボタンの左隣に、逆Vの字をしたアイコンがあるのでそれをタップします。
「実行」のスイッチをONにするとアルペジエータ機能が使用できます
アルペジエータ機能をONにすると、コードの構成音をバラして自動で演奏してくれます。
音の順番(下の音から上の音に上がるか、その逆か、ランダムか)などを設定でき、
音の細かさ(長さ、という表記になっています。音の動きを何音符単位で動かすか)を設定できます。
3連符は手で入力するのが少しややこしいため、この機能を使って入力することもオススメです。
更に、コードストリップモードでは画面上部に丸いツマミがあると思います。
「Autoplay」というモードで、コードの中の音を自動で演奏してくれます。
画面の四角の数が減りますが、演奏はよりおしゃれになります🙆
1〜4の数字によって弾き方が変わったり、ベースの音を固定しながら和音を鳴らしたりできるので、
色々試してみてお好みの演奏を使うのが良いと思います。
キーボードモードでのアルペジエータ機能は、何も設定しなければ同じ音がオクターブで鳴る仕様になっているかと思います。
何オクターブ分の音を鳴らすかは、「オクターブ範囲」という項目の数字を動かしてください。
他にも色々と演奏パターンが設定できるのですが、今回は説明を割愛します!
ここまできたら、あとは録音ボタンを押して、メトロノームに合わせてお好みのコード進行を鳴らすだけでそれっぽい伴奏を簡単に作ることができるのです!
ですが、メトロノームに合わせて画面上で演奏するのは簡単ではありません。
完璧に演奏できなくても大丈夫です、後からいくらでも修正できるので!!!
というわけで、音を個別に入力、修正する方法を見ていきましょう!!
音の打ち込み方法 その②編集→手入力
コードを実際に録音してみた後でも、ゼロからのスタートでもどちらでも良いです。
左上、レンガのようなマークを押してトラックを複製できる画面へ切り替えましょう。
トラックの上を軽くタップすると「編集」というメニューが出現するのでそれをタップしましょう!
音の編集画面へ切り替わります。
ここからは、カウントを入力する方法で書いたことと原則同じです。
左上の鉛筆マークをタップすると、音を入力できます。
デフォルトではひとマスが四分音符になっていることが多いのです。
どの音が鳴るかは、左側に表示されている鍵盤を参照してください。
色が薄いところが鍵盤の白鍵、濃いところが黒鍵です!
このまま「キラキラ星」のメロディを打ち込んでみるとこんな感じになると思います。
歌詞でいうと、
キラキラ光「る」お空の星「よ」
のところは四分音符ではなくてニ分音符なので、拍数分(2マス分)に引き伸ばしてあります。
鉛筆マークをOFFにした状態で、緑のバーの位置をずらしたり(左右で音のタイミング、上下で音の音高が変わります)、
バーの端を掴んでスライドさせることで音の長さを変更することができます。
↑この画像では1マスが1拍分となっています。
画面上を2本指でピンチ(指を摘んだ状態で画面に触り、指をだんだん離していく、またはその逆を行う)ことで1マスの拡大と縮小が可能です。
さて、音の打ち込みの時に気をつけなければならないのは、
画面をタップした時の強さが音に反映されてしまうということです!
音の強さのことをDTMでは「ベロシティ」と言います。
鉛筆モードをOFFにした状態で、緑色の音符を軽くタップすると
「カット」「コピー」「削除」「ベロシティ」の4つのメニューが出てきます。
これの「ベロシティ」を選択してみてください。下記のような目盛りが出現します。
目盛りが右にあればあるほど、音の強さが「強い」状態です。
弱めたい場合は、丸の部分を左にずらしてください。
これを1音1音調整することで、どこかだけ突出して強すぎたり弱すぎたりすることを修正します。
しかし、それらを毎回編集するのは音が増えれば増えるほどめんどくさい作業になるので、
設定である程度作業しなくて済むようにできるのですが・・・それについてはまた次回になりそうですね😅
亀の歩みのようなGarageBand操作方法で申し訳ないです!
また次回、気が向いた時に書きます〜〜〜!