演奏配信を始めるにあたって。〜伴奏音源問題②【自分とアンサンブルをしよう!】〜
伴奏音源制作奮闘記、第2弾です。第1弾はこちら。
演奏配信で使用するための、伴奏音源制作作業。
フルート2重奏の片方のパートを録音をしていくことからはじめました。
使用するのは、機材に繋いだスマホと、
スマホに内蔵されているボイスレコーダーのみ。
機材についてもいつか詳しく書きますが、
最初はAmazonなどですぐ見つかる「配信用機材セット」的なものを購入しました。
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こういったものです。
当時はマイクの知識も皆無だったので、ついてきたものをそのまま利用していました。
いざ、録音作業。
実際に配信中に伴奏音源として使うためには、
冒頭に5〜10秒程度、楽譜を準備して楽器を構えるための余白時間が必要です。
後から余白を足すやり方すら知らなかったので、
録音ボタンを押し、大人しく10秒数えてじっと待ちます。笑
そして、演奏開始・・・!といきたいところなのですが、
演奏前に始まりの合図(カウント)を入れないと実際に録音に合わせて吹くことは不可能です。
いきなり吹き始めたら「待って待って〜〜〜💦」と、置いてけぼりになってしまうからです。
本当は、メトロノームなどを使って正確なカウントを鳴らしたかったのですが、
演奏を始めてしまうとメトロノームを止めることができません。。
そこで思いついたのが、割と得意な指ぱっちん!
実はフルートは、左手だけで鳴らせる音が結構ありまして(ソラシド、そして上のレ、などは片手で吹けるのです!)
右手でセルフ指ぱっちんを2小節ほどしてから録音用の演奏を始めることをしました。
あとは、曲の終わりまでほぼノーミスで吹けるよう集中し、
吹き終わったら録音を止めるだけ!!
そして、何曲か録音したところで気が付きました。
世の中の曲って、ソラシドレ(片手で鳴らせる音たち)で始まるとは限らない。
(・・・なんて当たり前なんだろう。)
出だしの音で右手も使う場合は 正直これといった対処法がなく、
ただただアワアワしながら、指ぱっちんして、すぐ構えて、録音!ということをしていました😂
どうしても指パッチンからの 楽器を構える作業が間に合わない曲は、
足をドンドン鳴らしてカウントをとったりもしました。
しかし、悲しいかな、足をドンドンする音はあまり綺麗に録音されず、
(今考えると、マイクから床までは距離があるので、当然といえば当然😇)
配信中に録音した音源を流しても、
自分でカウントが聞きとれないという問題が起きたので、この方法はすぐに却下しました。
録音を編集する術も一切知らなかった私。
どんなに長い曲でも、
10秒空白 → 指ぱっちん → 演奏
という一連の流れを全て一発録音でやっていました。
ちなみにこのやり方での最長録音は、ヨハン・シュトラウスII世の「美しき青きドナウ」フルート2重奏版で、
演奏時間はおよそ9分でした。
効率わるぅぅぅぅうううううううう!!!!!
ありとあらゆるフルート二重奏を、冊子で数えて丸々4冊ほど、
曲数にして100曲ほど録音したところでようやく気付きました。
これは、大変効率が悪い!!!!!(遅い)
(いや、でもよく100曲も録音頑張ったなあ・・・😂)
コロナ禍で、様々な多重録音アプリが流行り、
あのステイホーム期間中は、自分ももれなく1人アンサンブルなどをして遊んでいたのですが、
重ねれば重ねるほど音が割れてしまったり、
無料のやつだとあまり長い時間録音できなかったりして、
多重録音という行為にあまり良い印象を持っておりませんでした。
スマホ内蔵のボイスレコーダーだと、当然ながら重ね録りはできない。
なんか良いのないかなあ・・・と配信中にぼやいてみたところ、
「GarageBandとかどうですか?」
何事もぼやいてみるもんだ!!と思いました。
ありがとう当時のリスナーさん。
GarageBand(ガレージバンド)というのは、iPadなどに初期から入ってるアプリです。
起動するとかっこいいドラムやギターや鍵盤が現れて、
タップすると本格的な音が鳴ったりします。
そこまでは、私も遊んでみたことがあったので知っていたのですが、
これは一体何に使うものなのか・・・?を全く知りませんでした。
なんなら赤ちゃんをあやすためのアプリかな、くらいに思っていました。(スミマセン😱💦)
GarageBandは、アプリ自体がかなり容量を食うので、使わないし・・・と真っ先に消していたのですが、
多重録音ができるのならちょっと使ってみよう!と、すぐに再インストール。
先に言っておきます。
このアプリ、無料なのにかなり色々と凄いことができるんです。
これから多重録音などしてみたい!という方は是非インストールしてみてください。
iPad版の方が操作しやすいと個人的には思っておりますが、
iPhoneでも利用が可能です。
今ではLogicProという、GarageBandの上位版のようなアプリを導入したにも関わらず、
未だにGarageBandの方が操作がしやすくて好きで、打ち込み音源の制作時に愛用しております。
・・・と、少し話が逸れてしまいましたが、
こうして、まずは打ち込み音楽(DTM)よりも先に多重録音を開始することになったのでした。
明日は、GarageBandを使ったカンタン多重録音のやり方を載せてみようと思います♪